文化を超えたドレスコード、異文化では服装は何を意味するの?

雑学

自分の国でお出かけをする際には、常識が通用するので服装で大きなトラブルになることはないでしょう。しかし、海外に行った際にはそうはいきません。宗教や文化の違いによって、日本では当たり前のことが、海外ではとても失礼な行為に当たってしまうこともよくあります。

そこで本記事では、そのような失敗を避けるために、海外旅行の際に避けた方がいい服装について紹介します。

露出の多い服

イスラム教徒の国では肌の露出には要注意です、現地の女性は外出する際はアバヤやブルカといった体を覆い隠す布をまとっています。旅行者であればそこまで肌を隠す必要はないですが、タンクトップやショートパンツで出歩くのはやめた方がいいでしょう。そのような服装で夜に出歩いていると、”誘っている”と思われ、強姦事件などに巻き込まれることもあります。

また、モスクなどに行く際はあまりに露出が多い場合、スカーフの着用を求められる場合があります。

そのほか、ウガンダなどのアフリカの一部の国ではミニスカートの着用が禁止されています。

毛皮やファーアイテム

日本では女性に人気のもこもこ系アイテムとしてよく選ばれている毛皮やファーは、動物愛護の強い国では冷ややかな目で見られることがあります。特にイギリスは動物愛護の風潮が強く、抗議をしてくる人もいるほどです。

そのため、特に本革を使ったアイテムは海外では避けた方が無難でしょう。

網タイツ

女性が注意した方がいいファッションの1つが網タイツです。網タイツはその見た目のセクシーさから、男性を誘っているとみなされることがあります。特に、ハイヒールと合わせた場合は、夜の職業と勘違いされることもあります。網タイツがファッションとして定着している日本が不思議に思われることもあるのだとか。おしゃれのためであっても海外での着用は避けた方がいいでしょう。

宗教的な意味合いのある服装

十字架などの宗教的な意味を持つ柄が入った服やアクセサリーの着用は避けた方がいいでしょう。異教徒のものを身に着けていると失礼に値することもあるので要注意です。

また、英語の文字がプリントされているTシャツなども注意が必要です。自分では気が付かなくても、宗教的なことを意味している場合があり、海外での誤解につながることがあります。

迷彩柄

日本では人気の迷彩柄ですが、ミリタリーの服装であるため、一部の国では着用は避けるべきとされています。

例えばアメリカでは、戦闘服である迷彩柄の服は戦死者を連想させるため、一般人が着用することは無礼に値します。ただ、すべての迷彩柄がNGというわけではありません、明らかにファッションであることがわかるようなスカートやTシャツであれば問題ありません。

また、タイでは法律で迷彩柄の服の着用が禁じられています。なんと違反した人には3ヶ月以上5年以下の禁固刑が課せられます。

軍人に扮した犯罪なども増えているということなので、誤解されることを防ぐためには迷彩柄の服は避けましょう。